沖縄には大小160もの島があって、そのうちに人が住んでいる島は48あるんだそうです。沖縄本島内も北と南では名物も様々ですが、離島となるともっとグルメも文化も様々です。そんな魅力的な離島のいいものが一度に集まる「離島フェア」へ行ってきました。
会場は沖縄セルラーパークです

セルラーパークは野球場のセルラースタジアムの隣りにあって、ふだんはフットサルなどに使われている円形の体育館のような施設です。屋根があるので天候に左右されなくていいですね。

毎年11月後半の金・土・日の3日間開催されます。私が行ったのは2日目の土曜日はなかなかの混雑ぶりでした。
たくさんのブースが並んでいます
離島フェアは2017年で29回目の開催で、18の離島市町村の企業が特産品を出展しています。島の観光案内をしているところや貝がらのストラップが作れるところもあって、所狭しと並んだブースは139もありました。
沖縄に住んでいても、なかなか手に入りにくいグルメもあるので、沖縄県民も楽しみにしているイベントのひとつです。そこかしこで試食品がふるまわれ、ぐるぐる廻っているとお腹いっぱいになるくらいです。
並んでいた商品をご紹介
特産品はグルメだけでなく、三線や織物、花木や化粧品といろいろありますが、グルメのブースが圧倒的に多いです。沖縄は食材が豊富ですが、離島になるともっといろいろな食材があります。
本島でも販売されているものもありますが、離島でないと味わえないもの、知られていないもの、新しく開発されたものなどもあるので、リピーターが多いのもうなずけます。これっと思ったら、試食してみてください。後で戻ろうと思ってわからなくなってしまうことが、しばしばあるからです。
私が気になったものを紹介致します。
久高島 イラブーそば
イラブーはウミヘビです。真っ黒に燻製されて丸めて置いてあります。

伊平屋島 島寿司
イラブチャー(ブダイ)を少し甘めのたれに付けた漬け寿司です。新商品なんだそうで、生臭さがないので子供でも食べられそうな味でした。

宮古島 宮古島まもる君泡盛
ついに、まもる君が泡盛に!

石垣島 石垣牛コロッケ
お肉もおいしいけれど、じゃがいももとてもなめらかで、ソースをつけなくてもおいしく食べられました。

北大東島 ぽてちゅう

優秀賞を受賞した「ぽてちゅう」はじゃがいもで作った焼酎です。きれいなスタッフのお姉さんは勧め上手で、私はストレートで焼酎を試飲しました。くさみもなくて、おいしい!「ぽてちゅう」を寝かせた「北大東」は、味が柔らかくなっていて、もっとおいしかったです。冷たくしたり、ソーダで割ってもおいしそうな味でした。
ほかにも、パン、パイ、かまぼこ、みそ、ドレッシング、牛肉、もずく、泡盛たくさん・・・。紹介しきれないほどで、本当に魅力的な島々がたくさんあるんだなぁと思います。
紹介しているスタッフさんが「これ私が作りました」とか「私がパンフレット書いてます」と言っていて、作り手との距離が近いのも魅力です。本当にいいと思って勧めている気持ちがひしひしと伝わってきます。 与那国島のブースでは民謡を披露していました。

これも本土で聞いているのとは違うみたいで面白いですね。
離島食堂・離島カフェもあります
セルラーパークの外には離島食堂・離島カフェがあって、離島グルメを味わうことが出来ます。

地域によって食文化が異なるのは頭ではわかっていても、実際に目にすると驚きます。こちらはいつも出店しているイラブー汁。

アイザメフライってどんなのでしょう?

私は試してみる勇気がありませんでした…。離島食堂で購入したグルメを食べながら、離島の伝統芸能や沖縄のお笑い芸人さんのステージなどを楽しむことが出来ます。

お祭りにはお約束の移動遊園地もあります。

離島フェア基本情報
会場は奥武山公園の中の沖縄セルラーパークです。モノレール「奥武山公園駅」下車すぐです。球場周辺の駐車場は出展者が利用するので、那覇軍港に臨時駐車場が用意されてシャトルバスもありますが、ちょっと面倒なのでモノレールがお勧めです。
子供も楽しめるイベントですが、結構混雑しているので迷子が多発しています。会場が円形なので方向感覚失うのかもしれません。お子さんと手をつないでくださいと言いたいところですが、パンフレットはたくさんもらうし、試食もするので、手をつなげないことが多いです。はぐれないように注意してくださいね。
毎年、11月後半の金・土・日の3日間に開催されます。離島から荷物を運ぶのは大変なのか、最終日には売り切れてしまって片付けられてしまうブースもあるので、早めの来場が吉です。離島へ行ったことのある方も、これから離島へ行こうと思っている方の両方にお勧めできるイベントです。離島へ行きたくなること間違いなしです。