先日、きいやま商店という石垣島を中心に活動しているバンドの「盛り泡ろう」という曲を聞きました。沖縄県内にある46の酒造所の名前と銘柄がずらっと並んだ歌詞です。泡盛ってこんなにあるんだと沖縄の人にも評判になっています。そんなわけで?お土産にオススメの泡盛はどれか調べてみました。
泡盛の定義
泡盛である為にはいくつか条件があります。
- 黒麹菌を使用した米麹と水を原料とする
- 発酵させたモロミを1回だけ蒸留する
- アルコール度数45度以下である
これらを1つでも外れてしまうと泡盛とは言えなくなってしまいます。また、製造からボトリングまですべてを沖縄で行っているものを「琉球泡盛」と表記し、どこかの工程を沖縄以外で行っている場合は「泡盛」と表記されます。
泡盛の名前の由来
なぜ「泡盛」と呼ばれるようになったか、名前の由来は4つあります。
- 泡説
- 「強いお酒を注いだ時に泡立つことから」と「蒸留の際に泡が盛り上がることから」という泡説。
- 原料説
- 元は粟(あわ)を使って作っていたからという説。
- 梵語説
- 古代インドの言葉である梵語で酒のことを「アワムリ」と呼んでいたのが訛った説。
- 薩摩説
- 江戸幕府に献上する際に混同しないように、薩摩藩が九州の焼酎と区別するために命名したとする説。ちなみに焼酎は黒麹菌、白麹菌、黄麹菌など様々な菌を使用することができます。また、モロミを作った後にイモや麦などの二次原料を使用します。
「泡説」が有力と言われているそうですが、どれもうなづける説ですね。
ビギナーにオススメの泡盛は?
飲んでおいしいと思ったものをお土産にするのが、一番間違いないです!でも、種類がたくさんあって、試しに飲むにしてもどれがいいのかわからない・・という方に私がオススメする選び方のポイントは、
- 古酒ではなく普通の泡盛から。古酒(くーす)よりは飲みやすいのが多いです。
- クセがない、飲みやすいと案内されているもの、アルコール度数が低めのものから選んでみましょう。
オススメの飲み方
好きなように飲んでいいのですが、水割りにするのが一般的ですね。私は3:7で割って、シークヮーサーをしぼって入れるのが好きです。最近は泡盛のカクテルを出してくれるお店もあるそうです。
お土産にオススメの銘柄
- 残波 白
- 「ざんしろ」という愛称で呼ばれています。女性向けに作られたと言うだけあって、飲みやすいです。まずはここから試してみてみてはいかがでしょうか。
- 残波 黒
- 「ざんくろ」と呼ばれています。きりっとした口当たりですが、飲みやすく、人気の銘柄です。お酒にあまり慣れていない方は残波の白から試したほうがいいかもしれません。
- 瑞穂
- ほんのりと甘みの感じられる泡盛です。カクテルにしてもおいしいそうです。いろんな飲み方を試してみたいですね。
- まさひろ
- 50年以上も愛されている泡盛です。香りが良いこと、甘めの味なので飲みやすいと思います。
- 龍泉ブルー
- ブルーのボトルが印象的な龍泉ブルー。やんばるの水を使っているんだそうです。
- 瑞泉
- クセがなくて飲みやすいと思います。
泡盛の評価で「フルーティー」という表現をしますが、原料にフルーツが使われている訳では無いので、決してカクテルのように甘い味では無いのでお間違いなく。
一番いいのは居酒屋さんに行ったら、オススメを聞いてみましょう。「お酒弱いんで、あまりクセの無い泡盛がいいんですが、オススメはありますか?」って聞くと教えてくれますよ。おいしいと思ったら、ラベルの写真を撮って置いてお土産屋さんで選ぶと間違いないですね。
最近は試飲の出来るお土産屋さんも増えましたね。ミニチュアボトルなら、飲み比べもできそうです。泡盛はおつまみを食べながら味わいたいですね。やっぱり沖縄料理が合うと思います。ゴーヤーチャンプルーやもずく酢など。
沖縄には民謡を聞きながらお酒を楽しめるお店がたくさんあります。沖縄文化にどっぷりひたってみると新たな発見があるかもしれませんね。