牧志駅周辺を歩いていた時に、偶然看板を見つけました。「古民家カフェ 茶ぁーやー」ずっと気になっていたのですが、ようやく行くことが出来ました。
看板がないと見つけられません
「古民家カフェ 茶ぁーやー」は、「ちゃぁーやー」と読みます。モノレール牧志駅から3分、国際通りのすぐ近くにありますが表通りから見えない裏路地にあるので看板がないと見つけられないと思います。

ホテルサンクィーンの側にあるので、看板を探してくださいね。「こんなところに、カフェがあったんだー」とお店の前でつぶやいてしまいました。
タイムスリップしたような異空間

引き戸が開いていたので、敷居をまたぐと中のガラス戸は閉まっていてその手前のあがりがまちに呼び鈴(ベル?)が置いてあり、「御用の方は呼び鈴を鳴らしてください」と書いてあります。
ちょっと戸惑いましたが、思い切って鳴らしてみると、若くて美人の店主の方がすぐに出て来てくださり、ガラス戸を開けてくださいました。くつを脱いで部屋へ入ります。
ところで、沖縄って美人で働き者の女性が多いですね。いいなと思うお店は、どこもそのお店の雰囲気にあった女性がせっせと働いてらっしゃいます。沖縄は女性で持っているなんて聞いたことがありますが、お店の雰囲気=女性店員の雰囲気なんじゃないかなーと思ってしまいました。
話をもとに戻します。
築60年ほどの古民家は沖縄にあったもので、数年前までは住居用に使われていたそうです。それを古民家カフェに改築して、カウンター、テーブル席、お座敷が設けられています。

沖縄の古民家の味わいはそのままなので、”誰かの家に遊びに来たような感じ”がします。落ち着いたたたずまいはタイムスリップしたような、時の流れが穏やかになったように感じます。
沖縄食材を使ったメニューです
古民家カフェですがお茶だけでなく、食事も出来ます。
フードメニュー
- おにぎりせっと
- 石焼タコライス
- 冷やし沖縄そば
- 今日の一皿(献立が毎日変わる、沖縄食材を使ったお料理とごはんなどのセット)
沖縄の食材を使って、アレンジされているようですね。
カフェメニューは
- 沖縄茶
- ぶくぶく茶
- コーヒー
- ジュース
- かき氷
- 沖縄ぜんざい
こだわりの豆を純金フィルターで淹れるコーヒーと迷いましたが、暑かったので”マンゴーかき氷”と”沖縄ぜんざい”を注文しました。
沖縄ぜんざい

ふわふわの氷の上にふっくらと煮た金時豆がたくさんのっています。白玉は紫色しているので、紅芋を練りこんであるのかもしれません。
抹茶シロップと練乳をかけていただきます。金時豆の甘さが控えめなので、練乳をかけてもしつこくなりません。静かに流れる三線のメロディーもおいしさを引き立てています。
お酒もあります
普段、お酒をほとんど飲まない私ですが、メニューを見ていてお酒があることに気がつきました。ビール、泡盛、カクテルまであります!
夕方はBARとして利用できるそうで、ここのカウンターでグラスを傾けるなんて、考えただけでも格好よくってうっとりします。
立ち去りがたい雰囲気でした
すっかりくつろいでしまい、立ち去りがたい気持ちがしてきました。古いと古臭いは違うなぁ、なんて考えてしまいました。きれいに磨かれたガラス窓や畳の美しさに、店主さんの心意気があらわれているようです。
カウンターでお会計をすませて、外へ出ようとするとガラス戸のところまで店主さんが出てきて、とても丁寧に見送ってくださいました。
隠れ家的じゃなくて、隠れてるし!の「茶ぁーやー」の他のメニューも試してみたくなる、不思議だけどとても魅力的なお店でした。
国際通りのすぐ近くです。観光やショッピングの帰りに立ち寄るだけでなく、わざわざ訪ねて欲しい、そんな気のする「茶ぁーやー」です。是非どうぞ。