ゆいレールは沖縄県民より、旅行者の方が利用しているなんて聞きますが、そのゆいレールは乗るだけでなく、”博物館”もあるのをご存知でしょうか?今日は「ゆいレール展示館」へ行ってきましたので、ご紹介します。
ゆいレール展示館に到着

ゆいレール展示館は「那覇空港駅」の近くの「沖縄都市モノレール」の会社の敷地にあります。

道に迷ってようやく到着しましたが、今度は入り口がわかりにくいです。

この建物の右側に入口がありました。
ガラス戸を開けてはいると、受付もありませんし、スタッフの姿もありません。入場無料で自由に見て良いということなので、自由に見ることにしましょう。入ってすぐにあるのは、ゆいレールグッズのコーナーです。並べてあるだけでなく、販売もしているので、購入したい場合は内線電話でスタッフを呼んでください。

こちらのペーパークラフトは自由に取って良いようです。続いてゆいレールの各駅の写真や周辺情報など。


今は延伸工事中ですので、新しい駅の地図もありました。新しい駅が完成したら、こちらも加わるのでしょうね。

2階にも展示があります
2階には「沖縄と鉄道」の展示です。沖縄にも昔は鉄道が走っていました。「ケイビン」の愛称で親しまれていましたが、沖縄戦でなくなってしまいました。
このことは知っていたのですが、他にも「路面電車」が走っていたのだそうです。本土と同じようにバスに移り変わったようです。もっと驚いたのは「大東島」にも鉄道があったことです。収穫したさとうきびを運ぶための鉄道があったそうですが、やがて時代とともにトラックに変わっていきました。
沖縄にも鉄道を通そうと計画が進んでいます。まだまだ時間はかかりそうですが、沖縄の美しい風景を見ながら走る鉄道が出来たらいいですね。完成したら、こちらも展示が変わりそうです。
2階のもうひとつの展示は「ゆたかはじめ」さんのコレクションです。ゆたかはじめさんは、東京高裁長官を勤めた後、沖縄に移住し、それまでに集めた鉄道グッズを寄贈したそうです。鉄道に関するものならジャンルを問わずにコレクションされていたようで、たくさんのグッズがありました。その中のひとつがこちらの「なは」のヘッドマークです。

当時アメリカ統治下にあった沖縄の本土復帰を願って「なは」の名が付けられました。

昭和43年から平成20年まで九州~大阪などを本当に走っていた寝台列車です。知りませんでした。乗ってみたかったですね。
ゆいレールをデザインしてペーパークラフトを作ろう

展示ブースの端に1台だけ、こっそり置いてあったパソコンでは、ゆいレールのデザインをして、簡単にペーパークラフトを作ることが出来ます。
- 基本のデザインを選ぶ
- 色を選ぶ
- ハイビスカスやイルカなど好きな模様を選ぶ
この手順でマウスをクリックするだけで簡単にデザインが出来て、その場ですぐにプリントして持ち帰ることが出来ます。簡単で面白いので、娘がハマっていました。
車両の展示もあると良いですね
本土の鉄道博物館にあるような「車両の展示」はありません。車両の展示があると楽しそうですね。あとはラッピングゆいレールコレクションとか見たいなと思いました。
これから先、ゆいレールが延伸すること、娘が大人になる頃には鉄道が走る予定なので、それに合わせて、展示内容が増えたら面白いと思いました。鉄道オタクはもちろん、そうでなくても楽しめると思います。
ゆいレール展示館の場所
「那覇空港駅」から歩いて10分くらいですが、とても道順がわかりにくいので、改札口で駅員さんに地図をもらって、地図を見ながら歩くことをお勧めします。また、ゆいレール展示館は土日祝日は休館ですので、ご注意ください。子供と一緒に行くなら夏休みなどの長期の休みの平日に行くのが良いかと思います。
- 住所:那覇市安次嶺377-2
- 開館時間:9:30~16:30(入館は16:00まで)
- 休館日:土、日、祝日、年末年始
- 入場無料