国際通りや牧志公設市場からも近い桜坂劇場は、ミニシアター系の映画館です。時には音楽イベントも行われるので、芸術を愛する人に好まれています。そんな桜坂劇場の中にある、「ふくら舎」は映画館にある売店ではなかったのです。さっそくご紹介しましょう。
ふくら舎の名前の由来

沖縄の結婚式など、おめでたい席では必ず「かぎやで風」が奏でられます。この曲の最初に「今日ぬふくらしゃ」(今日の誇らしさ)という歌詞が由来です。沖縄の文化を誇りに想う気持ちが込められています。
ふくら舎の店内の様子

桜坂劇場の入り口から入って、左側がふくら舎です。1Fと2Fがあります。

映画館の中にあるので、映画にまつわるグッズもありますが、ふくら舎はセレクトショップです。順にお店の中をご紹介しましょう。
1Fは雑貨、本が中心です

沖縄に関する本、そうでない本、小説から漫画までいろいろあります。真ん中にはガラス製品がありました。「トックリキワタ珈琲店」で使われていた奥平硝子製作所のグラスもあります。

ほかにも、ちんすこうがあったり、パンの缶詰があったりとその時によって品ぞろえが変わります。探検気分でうろうろするのも楽しいですね。
階段にもやちむんが並んでいます

2Fへ通じるらせん階段にもやちむんなどが並んでいます。お皿やシーサーだけでなく、厨子甕(骨壺)もあるのが特徴的です。
2Fは沖縄クラフトが中心です
期間ごとにテーマを決めて、陳列を変えているので、伺うたびに印象が異なります。私が伺った時はやちむんがテーマだったので、窯元や作家の紹介と合わせて、たくさんのやちむんが並んでいました。

沖縄クラフトなので、扱っている商品も様々です。
手ぬぐい


たくさんの”沖縄クラフト”が集まっているお店なので、次々と”沖縄の魅力”に触れることが出来ます。見ているだけでも楽しいです。
”沖縄文化”をテーマにしているお店なので、お土産屋さんには並んでいないような、作家の作品が集まっています。
ちょっとやそっとでは見つからないようなお土産を探している方にも、お散歩気分で訪れた方もきっと新たな発見&出会いがありますよ!
いろいろつながる桜坂劇場
ふくら舎のある桜坂劇場は3つのスクリーンでミニシアター系の映画が上映されています。ここでしか見られない映画がたくさんです。映画だけでなく、音楽ライブもひんぱんに開催され、桜坂市民大学と言うワークショップもあります。講座の種類もアートやダンス、語学と盛りだくさん!
また、桜坂劇場の中には”さんご座キッチン”というカフェもあります。ここは映画館の中の飲食コーナーではなく、本格的なカフェです。桜坂劇場は映画館と言うより、文化の発信地なので、ふくら舎はその一翼を担っているのですね。
ちなみに、カフェ「Kitchen FUKIYA」のご夫婦は桜坂劇場でお仕事されていたそうですよ。
ふくら舎へのアクセス
国際通りにある”てんぶす那覇”の脇の道を壺屋方面に曲がります。てんぶす那覇の裏手にある緑ヶ丘公園の向かいに桜坂劇場があり、その1Fと2Fにあります。モノレール牧志駅から歩いて6,7分です。
- 住所:那覇市牧志3-6-10
- TEL:098-860-9555